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親と一緒に住んでいる社会人の方は、必ず最後に後悔する【経験者が語る】
どうも、ORIGUCHIさんです。
今回の話なんですが、これからの人生において非常に重要なことです。
僕自身の実体験をもとに詳しく細かく解説していきたいと思いますので、後悔したくないなら絶対に最後まで読んでください。
このブログにある記事の中で、もっとも全員が読んでおいた方がいい記事です。
早めにひとり暮らしをするべき
まず家庭環境というのは人それぞれだと思いますが、たとえ今が良くてもそれが永遠に続くことはありません。
これから1年後、2年後、5年後と、年を重ねるごとに状況は大きく変化します。
この記事で僕が皆さんに言いたいことは、絶対に今すぐにでも親から離れた方がいいということ。ハッキリ言って断言します。
なぜなら、一生親の奴隷として生き続けなければいけなくなるため。
まだ想像できませんか?僕も10年前は確かに想像できませんでした。
しかし残念ながら、現在の僕は親の奴隷状態です。これは過去の話ではなく現在進行形です。
こうなってしまった以上、もうどうすることもできません。
なぜ奴隷化するのか?
結論から言うと、親の病気リスクが上がるからですね。
人間は歳を取ると体のあらゆる機能が低下し、その結果病気を引き起こす確率が上昇します。
これは当たり前のことですが、意外と誰もあまり真剣には考えないですよね。
自分の親は大丈夫だろうと思っている方はたくさんいらっしゃると思いますが、それは甘い。
ある日突然、病気になってしまうことは普通に訪れます。
最近だとコロナウイルスによる脅威もありますが、それ以外にも有名なのが癌です。
親が深刻な病気になると、もう親から離れることはいくら望んでいてもできなくなります。
つまり奴隷化というのは、親専用の介護士に自分がなってしまうという意味です。
僕の母親のケース
本当はプライベートな話をここでしたくはありませんが、少しでも多くの方に僕みたいな苦労をせずに済むようにしてほしいのですべて話していきます。
まず僕の母親は数年前に癌になりました。
ステージ1の段階で発見することができたのは幸いでしたが、残念ながらうちの経済状況では病院に入院させることができませんでした。
とはいえそのまま放っておくわけにはいかないので、当時は抗がん剤を処方してもらっていたんです。
抗がん剤というのは癌の症状を抑えたり進行を遅らせたりする働きがあるんですが、薬なので同時に副作用もあります。
問題はその副作用にあるんですよね。
抗がん剤を服用するようになってからというもの、母親の精神状態は完全におかしくなりました。
包丁を人や自分自身に向ける
これは本当に怖かったです。
ちょっと目を離すと、包丁を自分のおでこに突き付けていたりします。
よく見るとただ向けているだけではなく、時にはおでこを刺して血を流してしまうことも。
幸い激しく突き刺すようなことはしませんでしたが、こんなのとんでもない話ですよね。
さらに挙句の果てには包丁を家族にも向けるようになりました。
刺される前に母親が持っている包丁を僕が取り上げることができたのでよかったんですけど、その日はもちろん眠れませんでしたね。
寝てしまったらその間に刺されると思ったからです。
だから取り上げた包丁をキッチン以外のところに隠して、母親を無理やり寝かせてずっと横で監視していました。
言葉を一切聞き入れなくなる
ある日、抗がん剤の副作用によって目が完全にイッちゃっていたときがありました。
まるで絵に描いたような、白目状態ってやつですね。
そして何を話しかけても、それに対するまともな返答はありません。
それどころか急に怒り出したりします。
恐ろしかったのが、僕のことを自分の息子であると認識してくれなかったこと。
「あんた誰やねん!うちの子はどこいった!」
そんな意味不明なことをひたすら言いながら、僕をまるで憎いものを見るような怒りの目で睨みつけてきました。
その姿はまるで完全に別人格。もはや僕が知っている母親の姿はそこにありませんでした。
僕はとりあえず何度も優しい言葉をかけたり抱きしめてあげたりして、数時間後にようやく落ち着いてくれました。
抗がん剤を飲ませないようにしました
抗がん剤の副作用があまりにもひどすぎた、というか命の危険まで及んだので、僕は母親に抗がん剤を飲ませることをやめました。
そしてそこからは、飲むタイプの抗がん剤の代わりに点滴を定期的に受けに行かせるようにしたんです。
これだと今までのような副作用が出なくなったので、ひとまずは安心しました。
しかしながら、これはこれでまた別の副作用が出てきます。
まず飲むタイプよりも、圧倒的に体に対する負担が大きくなること。
僕の母親は最初に腕に点滴をしてもらっていたんですが、腕がもう動かなくなるんですよね。
しかも挙句の果てに病院で何度も点滴をミスされることがあり、その結果1回の点滴で複数回刺されるといったこともありました。
当然そんなことが起これば、体に余計な負担がかかります。
なのでそれ以降、今度は脚に点滴を打つことになりました。
ただそれでも今度は脚がだるくなってしまい、まともに歩けないといった状態になります。
お酒やたばこが好きな親を持つ方は特に注意
うちの母親は両方とも大好きです。
タバコもお酒もそこまで強いものを好むわけではありませんが、とはいえ毎日必ず摂取します。
特にお酒に対する執着心は半端なくて、喉が渇いたら迷わずお酒を飲むレベル。
つまり場面を選ばず、いつでもお酒を飲むということ。
酔いがまわると、性格の悪い部分がより尖ってしまうため相手をするのが大変になります。

うちの母親はプライドが高いので、何かを否定すると猛反発する性格。
自分の非を認めることは基本的にありません。
しかも言葉遣いが男っぽくて性格も男っぽいので、余計に収集がつかなくなっていつも大変です。
これはもちろん、病気になってからも一切変わりません。
やめさせたくてもやめさせられない
なぜやめさせないの?という方もいらっしゃるかもしれませんね。
それができれば苦労しないんですよ。
まずたばこもお酒も、本当に依存している人からいきなり取り上げることは大きなストレスにつながります。
その結果暴れられてしまうとこっちの身が危険にさらされてしまうため、無理にやめさせることができないわけです。
どうしてもやめさせる方向に持っていくためには、入院させる必要があるかと思います。
けれども入院させるほどの余裕は、今のところないです。
僕はSEO会社で一気に収入を上げることに成功しフリーランスにもなることができましたが、とはいえ大学の奨学金や親の莫大な借金も一緒に背負っているので手元にはまだまだお金が残らない状態が続いています。
あともう1点、入院をさせたくない理由があります。
それは、母親の精神状態を少しでも安定させるためです。
これは僕自身の優しさですね。
母親の両親はすでに他界しており、しかも母親の兄と姉も他界しています。
つまり僕以外に、血のつながった家族がいません。
なので僕とは絶対に離れたくないと、強く思っているわけです。
僕と離れたら完全にひとりぼっちですからね。
僕はもちろん依存しないでほしいと思っていますが、いろんな意味でもうそんなことを言える余裕がありません。
母親が少しでも幸せな人生だったと思えるように、最後まで僕がそばに居てあげなければいけないと思っています。
母親は基本的に僕と会話する以外で笑顔になることがないので、母親の精神衛生上を考えると離れられない状況です。
【まとめ】僕はあらゆる自由を失いました
母親が癌の病気になってからというもの、僕はひとり暮らしができなくなりました。
しかも家が狭いので、母親と常に同じ部屋にいます。
つまり僕はひとりの時間を過ごせる空間が、一切ありません。
これがいかに苦痛でしんどいことなのか、想像してみればわかると思います。
せめて聞き分けのいい大人しい性格であればまだしも、うちの母親はそうじゃありません。
だから余計につらいですし、しんどいわけです。
この辺で、生活環境にどのような制約ができるのかをざっくりまとめておきたいと思います。
- 親が居る以上ひとり暮らしは基本的に一生できない
- 東京に行って夢を叶える!みたいなこともできない
- 親の生活費の面倒をみなければいけない
- 気軽に誰かと飲みに行ったり遊びに行くこともできない
- 恋愛は基本的にできない
- 仮に彼氏彼女ができても自宅に招待できない
- 常にそばにいるので物事に集中しにくくなる
- 夜中にこけるなどの理由で起こされてしまうことがある
ずばり、自宅に安らぎの場所はなくなります。
金銭的にも、精神的にも、物理的にも、すべてにおいての自由はなくなります。
自分の人生がめちゃくちゃにされてしまうということです。
おそらく似たような境遇にある方もいると思いますが、多分我慢できなくなる方はそこで犯罪行為や自殺といった行為に及んでしまうでしょう。
もしかしたら、あなたも最終的にそういう結論に至るかもしれません。
そうなる前に、一刻も早く親が元気なうちに離れて暮らすことを強くおすすめします。
僕みたいに人生を親のために腐らせてしまうことがないよう、真剣に考えて行動してください。
早めに実家から逃げれば、間違いなく人生を大きく損してしまうことは避けられます。