

記事の外注は個人に任せるのがおすすめ!業者はコスパが悪いという事実
こんにちは、ORIGUCHIさんです。
SEO会社出身の身として話しておくと、基本的にサイトに載せるテキストコンテンツというのはあまり業者から外注しない方がいいですね。
その理由を明確に話していきたいと思います。
文字単価が高額になってしまう
クオリティの高いテキストコンテンツを外注する際、業者が相手になるとかなりの高単価になってしまいます。
これは業者によって違ってきますが、文字単価7円以上になってしまうことはめずらしくありません。
一方でクラウドソーシングで個人ライター向けに仕事を外注すると高くても文字単価3円程度で外注することができます。
どうしても企業間での取引になると高額になりがちなので、コストがまったく違ってきます。
高い割にはそこまで大したコンテンツにならない
文字単価が高いからものすごいコンテンツを作ってもらえるのではないか?
と考えてしまう方もいるかもしれませんが、残念ながらそんなことはありません。
社内ライターにどんなライターがいるのかにもよりますが、文字単価がどれだけ高く設定されていようと手元に届くコンテンツの質はそこそこです。
社内ライターというのは基本的に自分の好きなことが書けるのではなく、上から降ってきた仕事をただこなすというケースが多いため無難なテキストコンテンツを納品されることはよくあります。

一方でクラウドソーシングで外注する場合は、
そのジャンルに対する知識や経験があるライターさんと出会いやすいです。
そのため、内容の濃いコンテンツを作ってもらえる確率が高いといえます。
専門的すぎるコンテンツの外注は特に注意
例えばわかりやすい事例として、過去に医療系のコンテンツを更新していたサイトが検索結果から一掃されるという事件がありました。
こちらのニュース記事に載っているヘルスケア大学という医療関連の情報を発信しているサイト。
ヘルスケア大学は医療系のコンテンツが充実したサイトで、最近までさまざまなキーワードで上位表示されていました。
しかし、結果的にこのサイトは根拠のない医療情報を掲載していたり重複コンテンツを掲載するなど、ユーザーにとって有益ではない情報を発信していたということ。
その結果、医療関係の人から指摘を受けたり検索エンジンから除外されたりといったさまざまなトラブルが発生しました。
なおヘルスケア大学を運営している会社はサイバーエージェント出身の社長が運営する株式会社リッチメディアという会社です。
こちらの会社のホームページを見ていただければわかると思いますが、医療に関わる専門企業でもなんでもありません。

要するに、ネットで調べた情報やエビデンスを参考にして社内ライターが自分の判断で意味を解釈してコンテンツを作っていたことがわかります。
あるいは適当なフリーライターを外注してコンテンツを作らせていた可能性が高いです。
現在SEOにおいて専門性の高いコンテンツについては特に厳しくなっているため、専門的なコンテンツの外注というのは最終的に痛い目を見る可能性が高いことを理解しておきましょう。
どうしても専門性の高いコンテンツを外注したい場合は、やはりクラウドソーシングに発注してみるしかないと思います。
ただしコンテンツの作成難易度が高めになるため、クラウドソーシングといえどかなり高単価にする必要が出てくるでしょう。

…というか、そもそも専門性の高いコンテンツを外注するという行為自体、
僕は根本的に間違っていると思っています。
きちっとした文法や、小難しい日本語なんて意味がない
コンテンツを外注する際に日本語的な部分におけるクオリティを求めるところがありますが、これはハッキリ言わせてもらうとまったく意味がないです。
文章というのは読み手が目を通して理解できればそれでOK。
そのラインを越えていれば、コンテンツとして成立しています。
別に多少の誤字脱字があったり、日本語の文法として完璧ではなかったとしてもSEOに影響なんて出ないです正直。
要するに伝わればそれでいいんですよね。
あまりにも稚拙で汚い文章ならまだしも、読み手に伝わるのであればその時点で何も問題はありません。
わざわざ文法なんてかっちりしなくていいですし、わざわざ難しい言い回しなんてなくてもいいです。
そこを求めるがゆえに交渉時に単価が一気に高くなってしまうことは全然あるので、そんな無駄な要求はせずに、最低限のクオリティだけ求めることをおすすめします。

【まとめ】外注はクラウドソーシングがベスト!
業者に外注する唯一のメリットは依頼して納期を伝えれば仕事を確実に終わらせることができること。
ただしその分高くつくので、コスパはよくない場合が多いです。
クラウドソーシングなら低いコストでなんとなりますし、ジャンルに関する知識に精通した人がやってくれたりするのでコスパは間違いなく高いといえます。
現状、文字単価1円以上の仕事なら喜んでやってくれるライターさんはめちゃくちゃ多いです。
ただし時と場合によってはなかなかライターさんが見つからない可能性もあるので、これについては、単価を上げていくしかないですね。
ある程度高くしても結局業者に依頼するより安くなるケースは多いので、とりあえず試しに発注してみるといいでしょう。
ここまでの話をまとめるとこんな感じ。
- クラウドソーシングだとコスパはいい
- 外注するコンテンツは調べればわかる程度のものにすること
- 専門性の高いコンテンツは単価が高額になるだけではなくトラブルのリスクも高い
特に3番はヘルスケア大学みたいなことにつながりかねないので、まじで要注意です。
いろんな人に迷惑をかけ、サイトもペナルティを受け、踏んだり蹴ったりになります。
専門性の高いコンテンツというのは基本的にその道に精通している人しか作ってはいけないという法律があった方がいいと個人的に思います。

どうしても難しいときだけ最終手段として業者に依頼するのがいいでしょう。
