

SEO会社出身のブロガーが教えるキーワード選定のコツ【初心者向け】

キーワード選定のやり方がまったくわからない!という状態では、なかなかブログにアクセスを送り込むのは難しいのが現実。
だからこそ僕らブロガーが必ず覚えておかなければいけないのがSEOです。
そしてSEOを成功させるのに大事なのがキーワード選定。
今回の記事を読むことで、初心者でもキーワード選定のコツをつかむことができます。

なぜキーワード選定が重要か
ブログ初心者の方は、基本的に書きたいことを書いているだけで終わっています。
ただ残念ながら、そのままじゃアクセスが来る可能性はほぼゼロに等しいです。

だからブログをいろんな人に読んでもらおうと思ったら、そのための戦略を立てる必要があります。
その戦略というのが、キーワード選定です。
キーワード選定とは、どんなキーワードで記事を書くのかを決めること。
そもそも自分のブログの存在を知ってもらうためには、検索結果で自分の記事がヒットしなければいけません。
もっと言うなら、検索結果の上位1ページ目にヒットしていることが大事です。
なので検索ニーズを理解した上で記事を書き始めるのがポイントですね。

だからこそ検索ニーズに合った記事を書かないと、いつまで経っても誰かに記事を発見してもらえないままで終わってしまいます!「
キーワード選定の準備編
ではさっそく、キーワード選定の準備について解説していきたいと思います。
ここで大事なことは2つのみです。
検索ニーズとは「悩み」を解決すること
まず根本的な話として、なぜ人はネットで検索をするのか?ということ。
その理由は、何かを知りたいからですよね。
つまり検索キーワードに使われるものは、必ず「悩み」を解決するためのキーワードになります。
ということは、悩みを解決できるようなブログを書かないとアクセスを集めることはほとんど不可能です。
なのでここは大前提として理解しておいてください。

キーワードは自分で考えない
キーワード選定をするときにやっちゃダメなのは、自分の頭の中だけで考えること。
アクセスをたくさん集めようと思ったら、多くの人が検索時に使うキーワードを選ぶ必要があります。
もしあなたの考えたキーワードがまったく誰からも使われることがなかったら…たとえそのキーワードで1ページ目にヒットしたとしてもアクセスゼロです。
じゃあどうすればいいのか?
そこで活用してほしいのが、キーワードの需要を知ることができるツールです。
以下の2つを、必ず使用してほしいと思います。

詳しい使い方については、あとで説明していきます。
キーワード選定を始めよう
ここからは、どのようにしてキーワード選定を行うのか具体的に教えていきます。
流れを簡単に説明すると、こんな感じ。
キーワード選定の流れ
- 【STEP1】ラッコキーワードで気になるキーワードの組み合わせを調べる
- 【STEP2】キーワードプランナーで各キーワードの検索ボリュームを調べる
- 【STEP3】使えそうなキーワードをいくつかまとめる
- 【STEP4】Google検索をして検索結果数を確認する
- 【STEP5】上位サイトにどんなサイトがあるか確認する

ひとつずつ詳しく見ていきましょう!
【STEP1-1】ラッコキーワードの基本機能
最初は2つのツールのひとつ、ラッコキーワードの使い方を解説します。
もうラッコキーワードが使えるように、無料登録は済ませましたか?
もちろんブックマークして、いつでもアクセスできるようにしましょう。
まずラッコキーワードとは、特定のキーワードに関連するサジェストキーワードを一発で見つけられるツールです。

これにより、いろんな組み合わせの検索キーワードを簡単に調べられます。
ではラッコキーワードにアクセスしましょう。
赤く囲った場所に、キーワードを入力していきます。
ここで入力するキーワードは、あなた自身で考える必要があります。

仮に「ファスティング」と入れてみると、こんな感じに結果が表示されます。(ファスティングというのはダイエットの一種)
赤く囲った部分が「ファスティング」と一緒に検索されているキーワードになります。
このファスティングのサジェストとそのサジェストと書かれている部分が、もっとも検索されているキーワードですね。
「ファスティング 回復食」や「ファスティング 効果」など、いろんなキーワードがあるのがわかります。

【STEP1-2】ラッコキーワードの他の機能
またラッコキーワードにはキーワード一覧が見られるだけではなく、他にもいろんな便利機能があるので紹介しておきます。
左側メニューを見ていただくと、以下の6つのメニューがありますよね。
- サジェストを見る
- Q&Aを見る
- ニュース/話題の記事を見る
- Googleトレンドを見る
- 周辺語・連想語を見る
- 類語・同義語を見る
まずサジェストを見るは、さっきの機能です。
Q&Aを見るは、クリックするとヤフー知恵袋や教えて!gooで実際に質問されている内容が出てきます。

例えば一番上の質問内容を利用するとしたら「ファスティングでどこまで痩せられる?【ここが限界値】」みたいな感じで作れそうですよね!
ニュース/話題の記事を見るは、キーワードに関する世の中のニュース記事やブロガーさんの記事一覧がずらーっと出てきます。

Googleトレンドを見るは、キーワードに関するトレンド傾向を見ることができます。

つまり春の季節がもっともアクセスを集めやすいってことです!
周辺語・連想語を見るは、調べているキーワードと関連性が高いキーワードと、調べているキーワードから連想されるキーワードが表示されます。

類語・同義語を見るは、文字通りキーワードの類語や同義語がわかります。

キーワード選定の際には別の言葉に言い換えると使いやすいタイトルが作れたりするので、ぜひ試してみてください!
【STEP2】キーワードプランナーの基本機能
もうひとつのツールであるキーワードプランナーについて解説しましょう。
キーワードプランナーとは、キーワードの検索ボリューム(検索需要)を知ることができるツールです。
使うためにはGoogleアカウントが必要で、ログインした状態でトップページへ行くとこんな感じの画面になります。
上の赤く囲った部分(検索ボリュームと予測のデータを確認する)を主に使っていきます。
クリックしてみるとキーワードを下のような入力する画面になるので、そこに検索ボリュームを調べたいキーワードを好きなだけ入力していきましょう。

開始するボタンをクリックしたあとは、過去の指標をクリックして月間平均検索ボリュームをクリックしましょう。
すると、検索ボリュームが大きい順に上からずらーっとキーワードがソートされます。
この画面には他にも競合性や広告の入札単価などの項目がありますが、この辺は別に見る必要ありません。
見るのはキーワードと月間平均検索ボリュームだけでOKです。

ただ細かく見られたほうが便利ではあるので、どうしても気になるならお金をかけて広告を出してみるのもありです!
【STEP3-1】ビッグキーワードとロングテールキーワード
ラッコキーワードとキーワードプランナーの使い方を理解したあとは、一旦キーワードの種類について覚えていきましょう。
キーワードの種類には大きく分けて2つあります。
それが、ビッグキーワードとロングテールキーワードです。
ビッグキーワードとは、検索需要が高いキーワード(の組み合わせ)のこと。
ロングテールキーワードとは、検索需要が低いキーワード(の組み合わせ)になります。
では例を出していきましょう。
- 「雪道 運転」
- 「雪道 運転 怖い」
上記2つの組み合わせをキーワードプランナーで確認してみると…
上の検索ボリュームが1000~1万、下の検索ボリュームが10~100ということで、上のほうがビッグキーワードだと言えますね。
下のほうは月に100回未満しか検索されないことがわかるので、これはロングテールキーワードだと言えるでしょう。
ということは、検索需要が多いのは紛れもなく「雪道 運転」ということになります。
【STEP3-2】ライバルの弱いキーワードを狙う
じゃあ検索ボリュームが大きいほうを選んで記事を書けばいいのかというと、そういうことではありません。
ここでもうひとつ覚えておいてほしいのが、検索ボリュームが大きければ大きいほど競合も多くなりやすいこと。
つまり上位表示できる確率が低くなるので、せっかく良い記事を作れたとしても結局うまくいかない可能性が出てきます。
なので大事なのは、ある程度需要があってかつ競合の少ないキーワードを見つけることです。

ではこれからブログを始める方や全然結果を出せていないという方が、どのように選定していけばいいのか?
その場合は、もちろん上位表示を狙いやすいキーワードを優先していくしかありません。
なのでイメージとしては、検索ボリュームが10~100と書かれたところを狙うこと。
まさにさっきの例で出した「雪道 運転 怖い」がソレなので、「雪道 運転」で狙うよりも結果が出やすいでしょう。

最初はひたすら10~100のキーワードでたくさん上位に上げてみてください!
【STEP3-3】キーワードの仕分けをする
場合によっては、キーワードの仕分けが必要なことがあります。
キーワードの仕分けとは、自分のブログやサイトで使えるものとそうでないものを分けること。
例えば自宅で美味しいラーメンを作りたい方向けに発信しているブログを運営しているとしましょう。
その場合、記事を作る上で明らかにミスマッチなロングテールキーワードもあるはず。
少しピックアップするとこんな感じ。
「ラーメン 駐車場あり」
「ラーメン 英語」
「ラーメン イベント」
「ラーメン ぬいぐるみ」
上記4つの組み合わせは、いずれもラーメンの作り方を発信しているブログには合わないですよね。
「ラーメン 駐車場あり」は、駐車場のあるラーメン屋を探す人が検索するキーワード。
「ラーメン 英語」は、ラーメンを英語にすると何か?を知りたい人が検索するキーワード。
「ラーメン イベント」は、ラーメンに関するイベント情報を知りたい人が検索するキーワード。
「ラーメン ぬいぐるみ」は、ラーメンに関するぬいぐるみを知りたい人が検索するキーワードです。

【STEP4】キーワードを実際に検索する
いくつか使えそうなキーワードをピックアップできたら、今度はそれらのキーワードを全部Google検索にかけていきましょう。
そこで最初に必ず見るべきポイントは、どれくらいの検索結果数になっているのか?というところ。
「雪道 運転 怖い」で検索してみると、264万件もの記事がヒットしたことがわかります。
この数字が低ければ低いほど、上位表示しやすくなることを覚えておいてください。
またこの数字に関しては、僕の経験上1000万件以下なら順位がつきやすいです。
逆に1000万件を超える場合、良い記事を書いたとしても上位表示されるどころか順位すらつかないですね。
なので必ず1000万件以下かどうかをチェックしてください。

【STEP5-1】上位10サイトを見る
検索結果の数が1000万件以下だったら、今度は上位10サイトの記事を全部見ていきましょう。
このときに注意しなければいけないことは、上位サイトが法人サイトなのか個人サイトなのか?という部分です。
法人サイトというのは、会社が運営しているサイトのことですね。
もし上位10サイトを見たときに法人サイトが多い場合、基本は勝てないと思っておいてください。
厳密に言えば必ずしも勝てないわけではありませんが、一般的に個人サイトよりも法人サイトのほうが強いです。
Googleは法人サイトを優遇していますし、そもそも法人は個人にはないマンパワーや金銭的パワーそして権威性を持っています。
なのでよっぽど影響力のある個人ブロガーでもない限り、そう簡単には勝てないでしょう。
だからベストなのは、検索結果に個人サイトが集中していること。

- Q&Aサイトがあるかどうか
また法人サイトといっても、ヤフー知恵袋や教えてgooといったQ&Aサイトが出てくる場合は狙い目です。
この辺が出てくるということはまともな法人サイトや個人サイトがない可能性が高いため、上位を取れる確率は高まります。
- 動画コンテンツや画像コンテンツ、通販サイトが出る場合
キーワードの組み合わせによっては、上位のほとんどが動画だったり通販サイトということがあります。
この場合は基本的にダメですね。
必ずしも普通の記事で上位を狙えないわけではありませんが、動画や画像、通販サイトが優先されやすい状況なので注意です。
- 関連サイトが居ないこともある
あとは、キーワードと関連性が薄いサイトが上位に来ている場合が狙い目です。
これは法人とか個人関係なく、狙えば上位表示しやすくなると断言できます。
この辺の判断の仕方としては、検索キーワードに合った答えが載っているかどうかです。
答えになっていなければ、他に上位表示させるべき記事が見当たらないということになります。
なのであなたが正しい答えを書いた記事を書けば、まず上位表示されるでしょう。
【STEP5-2】上位サイトの記事を全部読む
勝てそうなサイトが上位に並んでいたら、次はそれぞれの記事を片っ端から読んでみてください。
その理由は、どういう記事が上位表示されているのかを知る必要があるため。
仮にあなたが自分の頭の中だけで記事を書いたとしたら、その時点で失敗する可能性は一気に高くなるでしょう。
なぜなら、上位サイトの記事とかけ離れた内容を書いてしまうかもしれないからです。
すでに上位表示されている記事は、Googleが評価する記事です。
そのため、僕らは記事を書くときそこを軸に組み立てていく必要があります。

完全にガン無視して我流で書いてしまうと、上位サイトと勝負することすらできずに終わります。
結果、上位表示できないというわけです。
ただしもちろん、上位サイトの記事をそのまま書けばいいというわけではありません。
それらの記事はあくまでも軸であり、そこにあなたならではの肉付けをしていく必要があります。
そこまでできて、初めて上位表示しやすくなるわけです。

体験談はあなたにしか書けない文章なので、記事の質がグッと上がります!
【まとめ】コツを理解すれば初心者でもうまくキーワード選定できます!

いかがでしたか?
キーワード選定をする際に初心者が覚えておくべきことは、以上で終わりです。
正直言って、キーワード選定は時間がかかる作業だと思っておいてください。
特に慣れないうちは、出だしにどんなキーワードで選定しようか悩むと思います。
ただ検索上位に自分の記事が表示されないとアクセスは一生見込めないので、これはやるしかありません。

ただ最初はSNSを使ってもなかなかうまくいかないことが多いと思いますし、長期的に見ても検索エンジンからアクセスが取れるようになっておいたほうがいいでしょう!